テレビ東京グループでは「地上波放送、BS放送、インターネット配信の一体的な運用」を強化しており、その戦略において、テレビ東京コミュニケーションズは動画配信事業に注力しています。2015年に開始した「ネットもテレ東」では、自社のサイトやアプリにとどまらず、TVerやGYAO!、ニコニコ動画など他社のプラットフォームへと分散して、テレビ東京の動画コンテンツを提供しています。同社は、動画サービスに対するデータドリブンな施策を推進すべく、動画の視聴データを分析してきましたが、動画の分散配信が進むにつれ、プラットフォームを横断した視聴データの統合が課題になっていました。

そこで同社は、各プラットフォームの視聴データを統合し、精度の高い、視聴者を中心に設計されたデータマネジメントを推進するために、ブライトコーブの「Video Cloud」とArmの「Arm Treasure Data eCDP」によるカスタマーデータプラットフォームの構築を決定しました。

テレビ東京コミュニケーションズでは、自社のサイトやアプリの動画においては、動画配信プラットフォームとして導入していたブライトコーブの「Video Cloud」により、視聴方法や視聴時間、視聴場所に至るまでの詳細な視聴データの分析を行っていました。カスタマーデータプラットフォームの構築にあたり、専用のプラグインを利用することで「Video Cloud」から「Arm Treasure Data eCDP」に視聴データを送信しています。また、他社のプラットフォームへ配信した動画の視聴データは、各動画内で展開するインストリーム動画広告の配信サーバーのデータを「Arm Treasure Data eCDP」に集約しています。これらにより、自社や他社のプラットフォームの垣根を超えて視聴データを統合し、他データとも組み合わせて視聴者の分析を行うことが可能となりました。

同社はすでに、統合された視聴データを分析し、実データを基にした施策の展開を開始しています。一例として、動画のオーディエンスデータを詳細にプロファイル分析し、媒体の価値を高め、需要に合わせた広告商品を提供しています。また、動画のフルスクリーン再生の割合やWi-Fiの利用率など視聴環境の実態を分析しており、今後、配信方法やコンテンツ制作へ反映するといった、カスタマーエンゲージを高めるためのデータの活用を推し進める予定です。

ブライトコーブの提供する Video Cloudは、マルチデバイス対応の高品質な動画配信環境を実現し、効率的なコンテンツ管理やソーシャルメディアへの展開、ランディングページの容易な制作、視聴データに基づいたレポートなど動画配信に必要な機能をオールインワンで提供するオンライン動画配信プラットフォームです。

Arm Treasure Data eCDP(エンタープライズ・カスタマーデータプラットフォーム)は、オンライン広告配信やマーケティング、CRM(顧客管理システム)などの領域において、顧客一人ひとりのデジタル上の行動ログデータや属性データなどのカスタマーデータを統合することで、パーソナライズを軸とした顧客ロイヤリティの向上やデジタルによるビジネス変革を可能とするプラットフォームです。

・テレビ東京コミュニケーションズのカスタマーデータプラットフォームのイメージ図
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※ 本プレスリリースには、将来的な目標、成長、製品やサービスの開発予定、または機能強化に関する将来予測が含まれています。これらの将来予測は、「考えている」、「期待している」、「可能性がある」、「~だろう」、「予定である」、「~はずだ」、「見込みだ」、あるいはこれらに類似した表現およびその否定形によって特定することができます。こうした将来予測はいかなることを保証するものではなく、本書に記載された予測とは大きく異なる結果を招くようなリスクや不確定要素の影響を受けることがあります。この種のリスクと不確定要素については、米国証券取引委員会に提出済みのForm 10-K年次報告書他、各種報告書に記載された「リスク要因」を参照してください。ブライトコーブは、状況が変化した場合でも、本プレスリリースに記載のいかなる将来予測も更新する義務を負いません。なお将来予測は本書作成時点で最新のものです。

引用元URL:https://www.brightcove.com/ja/company/press/tv-tokyo-communications-construct-customer-data-platform-online-videos

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