■ 中国ライブ配信で500万ビュー
日中間のクロスボーダービジネスを行う株式会社クロスシー(本社:東京都台東区、代表取締役社長:渡辺大介、以下当社)は、流通小売向けコンサルティング事業を行う株式会社リゾーム(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:中山博光)と連携して、訪日中国人の認知獲得ならびに集客を目的に、全国でメンズ・レディースウェアの販売を行う株式会社アーバンリサーチ(本社:大阪府大阪市西区、代表取締役社長:竹村幸造、以下アーバンリサーチ)と実施したライブ動画配信が500万ビューを記録したこと、ならびに今後継続してWeChat及びWeiboを含めた包括的プロモーション施策を提供することを発表いたします。
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■本件のポイント
・アーバンリサーチが中国向けライブ動画で累計500万ビューを達成
・WeChat・Weibo運営、WeChat広告、WeChat Payment導入により、包括的プロモーションを展開
・既存及び潜在顧客をフォロワー化し、継続的に情報を配信


■アーバンリサーチによるインバウンド施策実施の背景
訪日中国人のアパレル領域における消費意欲が高まっています。観光庁によるデータでは2018年4-6月の訪日外国人の消費動向において、リピーターの半数以上が「服(和服以外)・かばん・靴」を購入しています。訪日回数別で最も購入単価の高い層ではその金額は7.8万円で、これはカメラ・ビデオカメラ、化粧品・香水といった単価の高い商品カテゴリの購入者単価に迫る勢いです。

さらに詳細なデータを見れば、インバウンド消費の盛り上がりは西日本で特に活発で、東に行くにつれ勢いが相対的に弱まるいわゆる「西高東低」の様相を呈しています。そこでアーバンリサーチではこの需要に応答する形で心斎橋店・京都店を皮切りに各種施策を展開することを決定しました。同社ではインバウンド関連の売上は好調に伸びており、2018年度の免税売上前年比は約110%となっています(2018年9月時点)。

2018年には第1回目のライブ配信に加えオンラインとオフライン(店頭)における包括的なプロモーション施策とCRM(顧客関係管理)を展開してきました。これらは訪日中国人のアパレル領域におけるニーズを満たすと同時に見込み顧客の囲い込みを可能とします。アーバンリサーチでは、今後も継続的に訪日中国人の来店増加を図ります。



■「Yizhibo(一直播)」のライブ動画+「旅行記」配信、インターネット上に一次情報を拡散
アーバンリサーチでは10月31日の午後、京都市を散策する形でのライブ動画の配信を行いました。利用したプラットフォームは「Yizhibo(一直播)」及び「Weibo」で、放映中の同時視聴人数は最大23万人、これらを通じた総閲覧数は500万を突破しました。

・ライブの行程
動画は阪急電鉄京都本線の河原町駅から女性出演者が出発し、錦市場、アーバンリサーチ店舗、錦天満宮、和装を取り扱う店舗、その他飲食店を順に紹介します。アーバンリサーチの店舗紹介時には、ブランドの衣類を評価するコメントや購入の希望といった関連した書き込みが多く見られました。

・旅行関連サイト、評価サイトへの口コミの準備
中国人旅行客はライブ動画で自分の好みに合う目的地を見つけると、旅行関連商材を取り扱うインターネットサービスであるOTAの旅行記や大衆点評といった評価サイトの口コミで情報収集する傾向があります。当社はこの検索でヒットする旅行記を準備し、それぞれのウェブサイトに公開することで、ライブ配信後も継続的な集客を図ります。
■通年での包括的プロモーション施策の詳細と特徴
アーバンリサーチは現在すでに開始している中国向けSNS運営の取り組みに続き、SNSアカウントのフォロワー増加を促すQRコードの掲示とWeChat Paymentでの決済サービス提供を開始します。

(1) SNS運営~Weibo、WeChat~
ブランドの露出拡大に加え、顧客のオンライン、オフラインの行動を連携させて消費を喚起することのできる施策です。

アーバンリサーチでは中国の主要SNSに公式アカウントを開設しています。中国版TwitterであるWeibo、アカウント数10億のメッセージングアプリWeChatの双方で情報発信、キャンペーンを実施しています。Weiboの公式アカウントのフォロワー数は2019年1月末現在約1.4万人です。

(2) 公式アカウントフォローのためのQRコード掲示
来店した訪日中国人に対して公式アカウントのフォローを促進する施策です。店頭でQRコードを掲示し、コードをスマホでスキャンしたユーザーが上述のSNS公式アカウントのフォロワーとして登録されます。あわせて店舗では来店客に対して、SNSアカウントフォローの動機づけとなる割引やノベルティの贈呈といった施策も実施します。これらは消費においてコストパフォーマンスの良さやお得さを追求する中国人消費者に歓迎される形式であり、フォロワー数の増加に直結します。

WeChatではこうしてフォローされたSNSのアカウントを利用し、CRM(顧客関係管理)が可能です。来店経歴のあるユーザーはロイヤリティが高く、ユーザーを通じたSNSでの情報拡散やそれによる売上拡大が期待できます。

(3) WeChat Paymentのサービス提供を開始
訪日中国人を対象に、店頭での商品購入時に第三者決済のWeChat Paymentを利用可能とする施策です。決済はメッセージングアプリのWeChatの機能の一つであるWeChat Paymentを利用して行います。

QRコードの読み込みから人民元を用いた決済ができるため、訪日中国人にとっては両替の手間が不要となるというメリットがあります。店頭でのWeChat Paymentを用いた決済が完了すると、アーバンリサーチのWeChat公式アカウントを自動フォローすることになり、アーバンリサーチでは顧客情報の蓄積、分析が可能となります。
※自動フォローによりフォローされたアカウントは、ユーザーの設定によりフォローを解除される場合があります。

(4) WeChat広告
年齢・趣味・地域・性別等でターゲットを絞り込んだ上で、プロモーションの目的に合わせた広告を展開しています。テンセントの広告配信システムではエンゲージメントの高いパターンを学習し、それに沿って配信先(ターゲットユーザー)を調整するため、費用対効果の高い施策となっています。これにより潜在的顧客のフォロワー化を実現しています。


アーバンリサーチは上記の4施策を組み合わせて実施することにより、包括的にインバウンド潜在顧客層にアプローチします。結果として、属性のマッチした見込顧客だけでなく来店経歴のある既存顧客をSNSアカウントのフォロワーとして囲い混むことになります。今後はSNSアカウントを通じセールや新商品発売などの情報を継続して届け、実際の購買につなげていきます。


引用元URL:http://www.news2u.net/releases/164884

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