ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長: 石井 隆一)は、この度マーケティングハブ『VALIS-Cockpit』(ヴァリス‐コクピット)を、新規開発いたしました。本ソリューションについては、ソニーグループ企業でのテスト運用を経て、本年12月より提供開始を予定しています。

テクノロジーの急速な進化に伴い、企業によるデータドリブンマーケティングは多様化しています。一方、企業が集積・保有するデータ(自社サイトの行動ログや購買データなど)のマーケティング活用は、外部データとの連携が進むことで、複合化されたデータの分析と、人の能力を超えた膨大なデータ量の処理が課題となっているほか、一連のサイクル(データ取得、可視化・分析、設計、実行・検証)における一元化、高速化、自動化が求められています。
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『VALIS-Cockpit』は、マーケティングの一元化・自動化を実現したマーケティングハブです。特徴は、自社開発した人工知能「VALIS-Engine」(*1)を搭載し、データの「1 ID化」による運用の自動化やユーザーの可視化などを一元的に行うことで、運用効率の向上を目指します。
『VALIS-Cockpit』イメージ

『VALIS-Cockpit』イメージ

【『VALIS-Cockpit』の特徴】

◇「VALIS-Engine」の優れた予測能力により、マーケターの生産性に寄与
搭載する自社開発の人工知能「VALIS-Engine」は、数千万~数億に及ぶ多様なデータから特徴的な差異を自動的に発見し、高精度なスコア推定を実現する独自の機械学習技術です。これまでDSP『Logicad』(*2)の広告配信において活用されてきた実績から、マーケターの生産性向上に寄与します。

◇「VALIS-Engine」の優れたインサイト発見能力により、マーケターの戦略策定に寄与
データ分析・予測に実績がある「VALIS-Engine」のテクノロジーにより、「ファネル分析」、「スコア分析」、「ペルソナ分析」、「カスタマージャーニーグラフ」などの多面的な可視化を実現。マーケティング施策全体の統計からユーザー単位まで、情報を一元化することで統合的なマーケティングインサイトを導き出します。さらに、導き出されたユーザー群に対してDSP『Logicad』を通じた広告配信まで連続的に行うことで、マーケティング施策のパフォーマンスを最大化させます。

◇エキスパートのコンサルティングにより、マーケターの意思決定をサポート
分析データをベースに、SMNのデータサイエンティスト、マーケティングプランナー、AIエンジニアによるコンサルティングサポートを実施します。自社のデジタルマーケティング戦略の全体設計をはじめ、各プロモーション施策における効果的な意思決定をサポートしていきます。

当社では、今後『VALIS-Cockpit』を中核に、第三者企業が保有するデータ(購買や決済データなど)との連携を順次展開していくことで、デジタルマーケティングの最適化を実現し、企業マーケターのROI最大化を支援します。

なお、『VALIS-Cockpit』に関するプレゼンテーションを、10月17日~18日に開催される「アドテック東京 2017」(ad:tech Tokyo 2017)において実施します。
* 1「VALIS-Engine」(ヴァリス-エンジン)とは?
『Logicad』の膨大なログ情報を解析し、様々な課題に対して局面ごとの価値を高精度に測り、答えを導き出すエンジンです。膨大な離散特徴量や連続特徴量を適切に変換活用する独自の機械学習アルゴリズムをベースに、高速・高精度に価値判断を行うことを特徴としています。

* 2 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告効果の最大化を支援する広告配信プラットフォーム。広告媒体社の広告収益を最大化するためのプラットフォームSSP(Supply Side Platform)とともに、RTB(Real Time Bidding)を通じて、広告枠の売買をリアルタイムに行っています。

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