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USERGRAMをご利用いただくことで、Webサイトに訪れるユーザの行動を詳細まで可視化することが可能となりますが、「もっと直感的にユーザの興味を把握したい」という導入企業様の声により、2018年より「ユーザ注目ワード」という機能を搭載しております。「ユーザ注目ワード」は、コンテンツ閲覧データを解析することで、ユーザごとに関心を示していると思われる単語を、タグクラウドのように表示する機能です。

この度、AI技術を用いて「ユーザ注目ワード」をアップデートいたしました。具体的なアップデートのポイントは下記の2点です。

1. AI技術による分析機能の強化
単純にコンテンツ閲覧データの解析だけでは測れないユーザの真の興味・関心について「頻出するが興味を持っているわけではないノイズ的な情報」のスコアを下げ、逆に「サイト上での出現頻度は低いが、ユーザ行動に影響を及ぼしているであろう重要な情報」のスコアを上げるなどの、データ解析上の重み付けをAI技術により自動調整
2. 分析パフォーマンス改善
重み付け調整などの処理を増やすことで計算量が増大し、レスポンスが遅くなってしまわないように、分析基盤のリプレイスを実施
解析結果のキャッシュ機能の改善により、二回目以降の利用における表示速度を高速化
(ユーザー注目ワード機能のアップデートイメージ)

(ユーザー注目ワード機能のアップデートイメージ)

今回のアップデートによって、個々の興味・関心がより精緻に評価できるようになり、正しい「状況の発見」につながるものと考えております。今後「ユーザ注目ワード」機能においては、ユーザの行動データをより示唆深く有意なものとして把握できるように、下記の通りさらに改善を進めていく予定です。

・個人の興味・関心にとどまらず、好みの似たユーザをグルーピングして観察できる機能により、特定のユーザ群に対するUX企画を支援
・ユーザの好みの推移を時系列で追うことができる機能により、より精緻にユーザ行動に基づいたカスタマージャーニーを可視化
・トピックモデルなどのAIを応用して、ユーザの潜在的な好みを抽出
ビービットでは、今後もデータサイエンス/AI技術に注力し、USERGRAMを活用したUX企画を支援してまいります。

引用元:https://www.bebit.co.jp/news/article/20190917

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