主要各国のプログラマティック広告取引におけるブランド毀損リスクのある広告の割合はIAS社の調査によると8.6%でした。対して、日本の数値はIAS社の調査では6.7%、Momentum社の調査では11.2%となっており、数値に開きがあるようです。両社の数値の差の理由として、ドメスティックなサービス提供をおこなうMomentum社のツールでは、巨大掲示板やまとめサイトなどの日本独自のサイトカテゴリもブランドリスクフィルタの検出対象に含めているため、グローバルと比較して高めの数字が観測されている可能性が考えられます。
本レポートは、国内におけるアドフラウド、ブランドセーフティー、ビューアビリティーの状況を正しく理解することを目的に、グローバルでアドベリフィケーションツールを提供するIAS社と、日本国内で唯一アドベリフィケーションツールを提供するMomentum社の2社による共同調査の結果をまとめたものです。

日本と世界のアドフラウド比較

主要各国のプログラマティック広告取引におけるアドフラウドの割合はIAS社の調査によると8.6%でした。対して、日本の数値はIAS社の調査では8.4%、Momentum社の調査では9.1%となっており、数値としては主要各国と比較してみると大きな差はないようです。
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プログラマティック広告の取引においてIAS、Momentum各社のアドフラウド対ツールのフィルタにより検出されたアドフラウドと疑われるインプレッションの割合を算出したものです。対象デバイスはスマートフォン、PC両方で、動画を除くディスプレイタイプの広告を調査対象としています。

日本と世界のブランドセーフティー(リスク比較)

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プログラマティック広告の取引においてIAS、Momentum各社のブランドセーフティーツールのフィルタにより検出されたとブランド瑕疵リスクがあると疑われるインプレッションの割合を算出したものです。対象デバイスはスマートフォン、PC両方で、動画を除くディスプレイ広告を調査対象としています。

日本と世界のビューアビリティ比較

主要各国のプログラマティック広告取引における広告枠のビューアビリティはIAS社の調査によると52.8%でした。対して、日本の数値はIAS社の調査では54.8%、Momentum社の調査では41.0%となっており、数値に開きがありました。ビューアビリティーは広告枠の設置箇所に大きく依存する点が強いことから、両社の数字を単純に比較することは困難ですが、日本は主要各国と同程度の水準、またはそれ以下だと考えられます。
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プログラマティック広告の取引においてIAS、Momentum各社のブランドセーフティーツールのフィルタにより検出されたとブランド瑕疵リスクがあると疑われるインプレッションの割合を算出したものです。対象デバイスはスマートフォン、PC両方で、動画を除くディスプレイ広告を調査対象としています。
※引用元リリース
http://ad-veri.jp/whitepaper.html

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