付加価値の高いオーディエンスセグメントを作成可能に

アドビ システムズ 株式社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェームズ マクリディ、以下 アドビ)は7月18日、Adobe Analytics Cloudのデータ管理プラットフォーム(DMP)である「Adobe Audience Manager」のUI(ユーザーインターフェース)を通じて、データの流通・売買を可能にするデータマーケットプレイス「Audience Marketplace」を国内で提供開始することを発表しました。これにより、Adobe Audience Managerのユーザー企業は、個別契約の手間をかけることなく、自社が所有するファーストパーティデータ(オンラインの行動情報やオフラインの属性情報)を、セカンドパーティデータ(共有可能な他社のファーストパーティデータ)やサードパーティデータ(パートナー経由で入手した興味関心情報)と統合し、付加価値の高いオーディエンスセグメントを作成することができます。Audience Marketplaceは、国内ではKDDI株式会社のB2Bマーケティング部門にて先行利用されています。

Audience Marketplace経由で入手したオーディエンスセグメントにより、ブランド企業は、通常ファーストパーティデータでは入手できないオーディエンスへのアクセス、作成、理解が可能になります。例えば、サードパーティデータを基に類推モデルを作成することでオーディエンスの規模を拡大することができます。また、Adobe Analyticsからのweb行動データとパートナーから入手した消費行動データや興味関心情報を組み合わせ、オーディエンスをより理解することができます。これにより、サイト上でリアルタイムにAdobe Targetを使ったコミュニケーション、Adobe Advertising Cloudを通した広告コミュニケーションをすることで顧客を活性化させることができるようになります。

例えば、航空会社は、旅行を検討している人に絞って広告をリーチした方がより効果的にマーケティング施策を実行しやすくなります。Audience Marketplaceを経由することで、航空会社は旅行プラン比較サイト等から顧客オーディエンスデータを受け取ることができます。これをマーケティング施策に活用することで、自社がリーチしたいセグメントに絞り、かつ顧客に合わせたクリエイティブによるコミュニケーションが可能になります。
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