株式会社ブレインパッドは、GMOリサーチ株式会社が運営するアンケートサイト「infoQ(インフォキュー)」にBtoC向けマーケティングオートメーション(MA)プラットフォーム「Probance(プロバンス)」が採用され、「ユーザーの声」をパーソナライズして配信したことにより、新規登録会員の1ヶ月後のアクティブ率が1.4倍に増加したことを発表します。

 「infoQ」は、GMOリサーチが2004年より運営する国内最大級のアンケートサイトです。アンケートへの回答はもちろん、ゲーム・クイズ・商品モニターに参加すると、「infoQポイント」を貯めることができ、現金や金券、提携する他社のポイントなどに交換できます。

■新規登録会員のアクティブ化とその後の利用率向上が課題

 「infoQ」はアクティブ会員を増やすことを課題としており、中でも会員登録後1ヶ月後のサービス継続利用が長期的なアクティブ率を左右する分岐点だと考えていました。そのため同サービスでは、新規登録会員のアクティブ化を図り、その後の利用率を上げることを目的に、「Probance」を導入しました。
 従来、「infoQ」の会員登録後に配信する利用促進メールは画一的なものでしたが、「Probance」導入後は、会員の登録経路別にパーソナライズした「ユーザーの声」を、ステップメールにて配信しました。
 具体的には、各種広告からの流入や「infoQ」サイトへの直接訪問など、会員が登録に至るときに経由した媒体ごとに、既存アクティブ会員から集めた「infoQを利用してよかったエピソード」を、会員体験談としてコンテンツ化し、ステップメールに盛り込むという施策を実施しました。
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■新規登録会員の1ヵ月後のアクティブ会員率が1.4倍に!さらに2ヶ月後もアクティブ会員率を維持

 新規登録会員が登録時に経由した媒体ジャンル別に、「ものは考えよう。年間で見ると会社員の月収程度のボーナス」という会員からの声や、「3万円の謝礼のおかげで息子と自分のグローブを購入して家族との絆が増えた」といったアクティブ会員の体験談を、メッセージに組み入れて配信しました。この施策により、具体的な利用イメージやポイントを貯める楽しさを想起させることができ、アクティブ会員率が「Probance」導入以前の1.4倍に向上しました。さらには、2ヵ月後のアクティブ会員率も下がることなく維持されました。
 このように登録初期のモチベーションが高い状況での早期かつパーソナライズなアプローチを行うことで、アクティブ会員の維持率向上に成功しました。
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■GMOリサーチ株式会社 パネルイノベーション本部 メディア開発部 メディアプロデュース課 リーダー 新谷 照信氏のコメント

 アクティブ会員を増やすためには、会員を経由媒体や利用動機等で分け、手数をかけた「フォローメール」が必要だと感じておりましたが、弊社では運用リソースが限られ限界があったことから「Probance」の導入に至りました。私はこれまで10年ほど「infoQ」のお客様窓口を担当した経験から、「infoQ」を利用する動機は会員によって違うと感じており、それぞれのモチベーションに合致する「ユーザーの声」を入会して間もない会員に読んでもらうことが「モチベーション維持」の最短ルートだと見いだし、今回の施策に至りました。今後は、このような効果のある「MAツール×ユーザーの声」施策のバリエーションを増やし、CRM全体に範囲を広げ、さらにアクティブ会員率の向上を図っていきたいと考えています。

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