このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、以下 DAC)とテンセントのインターナショナル・ビジネス・グループ(以下 テンセントIBG)は、日本初の戦略的パートナーシップの締結に合意しました。両社は共同で、日本におけるテンセントプラットフォームへの広告出稿支援を今月中に開始いたします。

 2020年の東京オリンピック開催を機に、政府は2020年に4000万人、2030年に6000万人の訪日外国人観光客数を目標として掲げ、ここ数年、計画を超える数の外国人観光客が日本を訪れており、中でもリピーターや個人旅行者が増える傾向が顕著となっています。2018年に年間3200万人と見込まれる外国人観光客の内訳としては、アジアからの旅行者数が依然として多数を占めており、特に、中国/台湾/香港からの中華系旅行者が占める割合は2017年には約半数、旅行消費額では1位の中国だけで約1.7兆円にのぼります。

 DACは2005年に北京DACを設立以来、10年以上にわたり中国本土でビジネスを展開し、2016年にはインバウンドマーケティング向けソリューション「いらっしゃいませJAPAN!TM」の提供を開始しました。以降、多くの企業や広告会社から、中華系旅行者に向けた訪日時の購買プロモーションだけでなく、訪日前の情報提供や、訪日後の本国における消費や越境ECでの購買促進プロモーションに対する要望が寄せられるようになっています。一方で、中国最大のインターネット企業であるテンセントIBGは、2016年より日本に専任チームを設置し、約10億の中華系ユーザーを有するモバイルコミュニケーションサービス「微信(Weixin)/WeChat(ウィーチャット)」を含めたテンセントプラットフォームへの広告出稿支援を開始し、さらなる業容拡大を図っています。両社はこれまでもさまざまな面で協力関係にありましたが、訪日外国人をターゲットとする企業や広告会社へさらに充実したサービスを提供するため、緊密に連携する戦略的パートナーシップの締結に至りました。

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