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AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、以下Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)は、AI搭載のデータインテリジェンスプラットフォーム「アイソン」がアジア最大のメッセージングプラットフォームの一つであるLINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)の「LINE ビジネスコネクト」(LINEアカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、活用できる法人向けサービス)との連携を完了したと発表しました。この連携により、LINE ビジネスコネクトを使用する企業は、AIで分析した自社のフォロワーに関するインサイトを入手することができ、フォロワー一人ひとりに適切なメッセージを配信することが可能になります。

アイソンのAIエンジンはLINEユーザーのIDと、20億を超えるユーザーやデバイスから構成されるAppierのCrossXデータベースを照合します。この照合結果から、フォロワーの関心キーワードや趣味嗜好を参照し、セグメントすることが出来ます。さらにアイソンはオーディエンス予測機能を提供します。LINE ビジネスコネクトを導入している企業は、こうしてセグメント化された、高いコンバージョンが予想されるターゲットオーディエンスに対して最適化したメッセージを配信することが可能となります。

両社の連携によって実現したこの機能は、リアルタイムのクロスプラットフォームマーケティングの可能性を広げるものとなります。フォロワーがECサイトに訪問したが、商品を購入しなかった場合、ユーザー企業はこのフォロワーに対してLINE上で購入を促すクーポンなどを提示することができます。

LINE 台湾のプラットフォームビジネスヘッドであるベニー・ウー氏は「AppierのアイソンとLINE ビジネスプラットフォームが連携したことで、LINE ビジネスコネクトのユーザーは利用傾向と顧客の行動特性に関するインサイトを利用できるようになります。当社のユーザーは、ここから、より詳細なデータ分析、情報フィルタリング、効果的なデータの応用が可能となります。こうした環境は、LINEのミッションであるユーザーとビジネスとサービスの「距離を縮める」ことと合致しています。われわれは特にクロスプラットフォームマーケティング環境の実現に向けた潜在力に期待を膨らませています」と述べています。

Appierのプロダクトマネジメント担当ヴァイスプレジデントのマジック・ツーは「LINEは、アジア地域の数億に上る消費者が利用している最も人気のあるメッセージングプラットフォームの一つです。LINEユーザーは活発なコミュニティを形成しており、マーケターにとって魅力的です。LINEは、アイソンのAIブレインの深層学習と機械学習技術を活用し、広告主のニーズとサービスのギャップを埋める事ができるでしょう」と述べています。

日本、台湾、タイ、インドネシアのアイソンとLINE ビジネスコネクトのユーザー企業は、2018年6月以降、この連携プラットフォームを利用することができます。

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