Web 動画制作会社のモバーシャル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 竹内 圭、以下モバーシャル)は、Audi の国内販売会社最大手であるアウディジャパン販売株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:マティアス シェーパース、以下アウディジャパン販売)の販促キャンペーンにて、パーソナライズド動画生成技術と Facebook の持つオーディエンスデータを組み合わせて、ユーザーセグメント別に瞬時に動画を生成し、広告を設定する「パーソナライズド動画広告」を実施しました。

■パーソナライズド動画とは?

パーソナライズド動画生成とは、顧客データや SNS のオーディエンスデータ等を動画テンプレートに反映して、瞬時に動画を生成する技術です。この技術を活用することで、企業の顧客一人一人に対して、例えば、顧客の名前で呼びかける等、パーソナルな動画を送ることができます。また、SNS のオーディエンスデータと組合せれば、関連性の高い動画広告や特定の興味・関心、エリアに特化した動画広告をユーザーに届けることが可能になります。特に、Facebook においては、モバーシャルと業務提携する idomoo 社(読み:アイドム、パーソナライズド動画生成ソリューション業界最大手)と API 連携しているため、動画の生成から Facebook の広告設定まで全て自動で設定することができます。

■パーソナライズド動画の技術で 168 通りの動画広告を配信

今回、アウディジャパン販売は、10 月 28 日から 12 月初旬まで Audi の代表的セダンである「Audi A4」の販促キャンペーンを展開。モバーシャルと組み、「パーソナライズド動画広告」で各 Audi 販売店への誘導や Web 上での試乗申込獲得を狙いました。

具体的には、東京と大阪に計 13 か所ある販売店の近隣地域の Facebook ユーザーの中から、「アウディに興味・関心のある層」と「競合他社の車に興味・関心のある層」を抽出。それぞれの層に、ゴルフ、ウインタースポーツ、アートなどの興味・関心 7 項目を掛け合わせました。さらに、そのセグメントに対して、キャッチコピーや関連する画像やシーンを差し替え、一つ一つ違う内容となるFacebook 動画広告を 168 通り配信しました。

■興味・関心軸では、アート層。地域軸では、郊外の販売店にて高反応

ゴルフ、ウインタースポーツ、アートなどの興味・関心 7 項目を軸に結果を分析すると、想定していたゴルフの興味・関心層ではなく、アートに興味・関心のある層に良い反応が見られ、CVR(成約率)においては、約 2 倍の違いが出ました。一方、販売店のエリアを軸に結果を分析すると、都市中心部と郊外の店舗比較においては、全コンバージョンの約 3 分の2を郊外の店舗で獲得するなど、エリアでの反応に違いがあることがわかりました。
このエリアや興味関心を軸にしたターゲティングの結果、どこにターゲットが反応しているのか細かく分析することができ、次回マーケティング施策における重要なインサイトを発見することができました。
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