リテールマーケティング領域のソリューション展開を行う 新事業会社「株式会社リテールマーケティングワン」を設立

　ウイングアーク1ｓｔ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長CEO：内野 弘幸）は、株式会社リテールマーケティングメソドロジー（本社：東京都板橋区、代表取締役社長：渡會 公士）が実施する第三者割当増資を引き受け、資本業務提携を締結しました。両社が保有するメソッドとテクノロジーを融合させ、小売業の店頭マーケティングを支援する「株式会社リテールマーケティングワン」を設立し11月9日（木）より事業を開始します。

　近年、実店舗を有する小売業を取り巻く環境は大きく様変わりしています。少子高齢化に伴う消費トレンドの変化、一層困難になる労働人材の確保、EC販売との共存・差別化などの環境の変化に伴い、これまで実施してきた実店舗での販売手法・マーケティング手法は大きな変革を迫られています。

　効率的な店舗運営のため、省力化・省人化を推進していかなければならない一方、接客にはより高度な専門性と高いカウンセリング力が求められる人材が不可欠となり、お客様から確かな信頼を得られる店頭マーケティングが実行できるかどうかが成長の鍵となってきます。

　このような背景を受け、株式会社リテールマーケティングメソドロジーが長年培ってきたドラッグストアにおける店頭マーケティングメソッドと、ウイングアークの保有するデータ、テクノロジーを融合させ、店頭マーケティングの「問題発見」と「問題解決」を図るコンサルティングサービスならびにテクノロジーサービスの事業を開始します。

　今回の新事業会社設立は、ウイングアークが目指す、データの価値を活用したイノベーション「Data Empowerment」を具現化するものです。本事業会社で展開するサービスは、データ提供とナレッジ活用を基軸とした業界向け特化型サービスの実現モデルとなります。

＜提供サービス＞
第一弾の提供サービスとして、お客様の「購買履歴」と「カウンセリング履歴」に基づいて、お客様一人一人に「最適な商品」をお勧めすることが可能になるしくみ「Smart Counseling Service（スマートカウンセリングサービス）」を提供します。お客様数が多いドラッグストアの販売環境において、美容部員のライトカウンセリング（短時間のカウンセリング）を支援するしくみであり、お客様がさらに満足して化粧品を購入し、店舗もお客様単価が向上する「売り方」の実現を目指します。