株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円)は、マーケティング領域におけるAI活用強化の一環として、「データアーティスト株式会社」(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 覚、以下「DA社」)を子会社化することにつき、同社主要株主と合意しました。

 当社は本年1月、AIの活用を社内外で推進する統括プロジェクトチーム「AI MIRAI」(エーアイ・ミライ)を立ち上げました。AIはマーケティング領域においても既に実践的な段階に入っており、最新テクノロジーに精通したAI人材の獲得と育成が今後の最重要課題となっています。このため、マーケティング領域のAI開発に強みを持つDA社を子会社化し、競争力の強化を図り、ビジネスに不可欠なAIの活用を進めて、顧客企業により効果的なソリューションを提供してまいります。

 当社とDA社はこれまでも、ディープラーニングを用いたテレビ視聴率予測システム「SHAREST(β版)」や"人"基点で電通グループ内のマーケティング手法を結集・高度化した統合フレームワーク「People Driven Marketing」のデータ基盤である「People Driven DMP」の拡張エンジンを開発するなど、2016年11月の業務・資本提携以降、協業を加速させていました。

 今後、当社はDA社をAIソリューションの開発部隊と位置づけ、年内にモンゴル・ウランバートルでの拠点設立を計画しています。モンゴルは、政府が「数学オリンピック」への参加を推奨するなどAIの基盤となる高度な数学の素養を持つ人材の豊富さに魅力があります。DA社は、これまでも数学オリンピックのメダリストや上位入賞者をAIテクノロジストとして採用し、即戦力としていることが大きな特徴です。

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