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 株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社である株式会社AJA(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:野屋敷健太)は、運営するSSP(※1)「AJA SSP」において、RTB(※2)を経由した広告と各アドネットワーク広告を一元管理し、最も収益の高い広告をリアルタイムに抽出してメディアの広告収益最大化を実現する機能「Flexible Auction Technology」を拡充しました。

 WEBメディアの多くが、広告による収益化を目的に、純広告の販売に加えて、アドネットワーク広告や各DSP(※3)事業者から提供されるRTB広告など複数のプラットフォームを併用した広告枠の運用を行っています。これまでの広告配信手法では、メディア運営者があらかじめ設定した優先順位に従って上位のプラットフォームから順に広告リクエストを送り、条件を満たす案件がなければ次のプラットフォームへとリクエストを行うウォーターフォール型の取引が一般的でした。しかし、従来の手法では、優先度の低い別のプラットフォームに高額の案件があっても広告取引の結果に反映させられないという機会損失やリクエストを繰り返すことでの広告の表示遅延などの課題を抱えていました。

 「AJA SSP」に搭載した「Flexible Auction Technology」は、RTB案件の広告や各アドネットワーク広告を一元管理し、1インプレッションごとに一斉にオークションを行って最も収益の高い広告案件をリアルタイムに自動抽出する機能です。本機能によって、「AJA SSP」を利用して広告配信を行うメディアは機会損失を防ぐことができ、広告収益の最大化が可能となります。さらに一度のオークションで配信する広告が決定するため、広告の表示遅延を防ぐことができます。リリースに先駆けてテスト導入したメディアでは、いずれも10%~20%の収益性が向上しています。

(※1)SSP(Supply Side Platform): メディアの広告収益を最大化させる仕組み
(※2)RTB(Real Time Biddin):広告のインプレッションが発生するたびに広告枠の競争入札を行い、配信する広告を決定するインターネット広告の入札方式
(※3)DSP(Demand Side Platform): 広告主のROIを最大化する仕組み
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