メールマーケティングシステムを提供する株式会社エイジア(本社:東京都品川区、代表取締役社長:美濃 和男、東証一部上場:証券コード2352、以下 当社)は、ユーザー一人ひとりの感性を学習するパーソナル人工知能「SENSY」を開発する慶應大発AIベンチャー・SENSY株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡辺 祐樹 以下 SENSY社)と業務提携を行い、双方が開発したソリューションの連携および人工知能を活用したメールマーケティングの共同研究を行うことで合意いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

1.背景

当社は、メールを中心とした多様なコミュニケーションチャネルを活用したマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズを提供しています。今後はより多様化・複雑化する顧客のニーズに対応する「AIを活用したクロスチャネル対応マーケティングプラットフォーム」への発展を目指し、システム強化を進めています。
一方SENSY社は、自然言語処理、画像解析技術などを組合せ、ディープラーニング技術でひとりひとりの感性を個別に解析する人工知能「SENSY」を開発しています。2014年11月にファッションアプリとしてリリースし、現在では、マーケティング、需要予測、店舗接客、EC接客、カスタマーサポートなど幅広いソリューション群を展開しています。事業ドメインもファッションから食品、美容・健康食品、旅行など幅広いライフスタイルに拡大を続けています。
このたび当社とSENSY社は、両社ソリューションを連携し双方の顧客に提供するとともに、両社ソリューションの付加価値向上を目指して共同で研究開発を行うため、業務提携契約を締結いたしました。

2. 業務提携の概要

本業務提携により、両社は以下の取組みを行う予定です。

(1)両社ソリューションの連携および販売
両社はパーソナル人工知能「SENSY」とメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail」を連携し、「ユーザー一人ひとりの感性に合わせて最適化したメールコンテンツ」が配信できるソリューションを顧客企業に提供します。なお当社は、「SENSY」連携専用のメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail for SENSY」を本日より販売いたします。
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3. 両社の次期研究開発について

 当社は中期経営ビジョンとして「クロスチャネル対応マーケティングプラットフォームの構築」を掲げており、これに人工知能を活用することでマーケティングに革新を起こしたいと考えております。
現在一般的にはマーケティングオートメーションが普及しておりますが、マーケティングオートメーションで実行する施策のシナリオは、マーケティング担当者が設定するのが一般的です。SENSY社は本業務提携のネクストステップとして、現在人が設定しているシナリオを「人工知能が顧客ごとにパーソナライズ化」することを目指しています。
今後両社は、「人工知能による施策のパーソナライズ化」を、メールだけではなくLINEやDMなどの複数チャネルを柔軟に組み合わせて実行できるマーケティングプラットフォームの構築を目指し、共同で研究開発を進めてまいります。

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