株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本 臣吾、以下「NRI」)と株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊谷 宜和、以下「DIM」)は、両社が共同開発した、エリアごとに特定層(今回は年齢40~60歳代で資産1億円以上の富裕層)が昼間の時間帯に何人いるかを推計したデータを、本日から提供開始します。

携帯電話の基地局在圏情報を用いて、昼間人口ベースの富裕層エリアデータを作成

「居住地(夜間人口)ベース」のエリアデータは、国勢調査に代表されるようにさまざまなものがあります。これに対して、昼間の時間帯に、あるエリア(例えば東京都中央区銀座)に、どういう属性を持った人が何人いるかという「昼間人口ベース」のデータは、性別や年齢層別などに限られていました。
NRIでは、以前から各種のエリア別統計を組み合わせて分析した、居住地ベースの富裕層推計データを提供してきました。今回、DIMが提供する「モバイル空間統計®」を組み合わせることで、「昼間人口版 富裕層エリアデータ」を推計できるようにしました。
本データを用いることにより、例えば、「平日の13時に、東京都世田谷区の成城に、40~60歳代の富裕層が何人程度いるのか」、あるいは「休日の10時には、東京都中央区銀座にその層に属する人が何人程度いるのか」等の分析が可能になります。また、そのデータを活用すれば外出している人を含めて、昼間そのエリアにいる富裕層をターゲットとして店舗配置を最適化することや、その層に向けたイベントやキャンペーンについて費用対効果の向上を図ることができます。

NRIとDIMは、上記の富裕層を対象とするエリアデータに加え、今後は、「住宅取得を考えている層」や「生命保険加入を検討している層」などが、昼間の時間帯に多く集まるエリアを抽出するなど、各企業の利用ニーズに合わせた昼間人口データの提供を検討・実現していきます。

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