データセクションのAIプラットフォーム「MLFlow」により開発したソリューションが本格事業化へ

メガソーラーにおける太陽光発電施設点検を事業化し、太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK(ソーラーチェック)」提供を開始

データセクション株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:澤博史、以下「データセクション」)と株式会社ブイキューブロボティクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:出村太晋、以下「ブイキューブロボティクス」)は、2017年6月に業務提携を結び、データセクションが保有する「AI を活用した映像解析技術」とブイキューブロボティクスが保有する「ロボティクス領域の業務サービス開発力」の組み合わせによる様々な「警備・点検業務の完全自動化」の実現に向け、協働で事業化を進めております。
今回その第一弾の取り組みとして、メガソーラーにおける太陽光発電施設点検を事業化し、太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK(ソーラーチェック)」としてご提供する運びとなりました。
データセクションでは、このソリューションにおいて、当社開発の独自のプラットフォーム「MLFlow(エムエルフロー)」を活用。現在α版として公開している「MLFlow」によって開発されたソリューションの本格事業化第一号となります。映像解析に強みを持つ「MLFlow」の技術力により、ドローンで撮影した大量のデータを解析。太陽光発電設備の異常を自動で検知し、レポート出力することを可能としました。

【太陽光発電施設点検サービス・開発の背景】

太陽光発電設備は、パネルの動作異常によるホットスポット発現により、発電量の低下や、火災の危険性が高まるなどのリスクがあり、日常の保守点検や異常検知が欠かせないものとなっております。しかしながら現状では人手で一枚一枚検査を行うことが主流であり、高所に設置された太陽光発電設備を頻回に点検することができないことから、故障の早期発見が難しい状況にあります。また太陽光発電所保守管理業務を行う事業者においては、今後、人手での保守運用を担う人的リソースの確保並びにノウハウの伝承が困難になることが予想され、点検の自動化が急務です。

【サービスの特長】

データセクションならびにブイキューブロボティクスにおいては、この課題を解決するため、AIによる映像解析とドローンを組合せた太陽光発電施設点検の完全自動化ソリューションを開発。提供を開始いたします。
ドローンとその搭載カメラによる空撮技術は、人手の及びにくい建造物の点検などへの導入が期待されているところですが、これまではドローンの「操縦」や撮影された「映像の確認作業」が人力で行われてきたため、業務効率化においては課題を多く残しておりました。今回、これまでのドローンサービスとは一線を画す取り組みとして、操縦から点検レポート出力までの一連のオペレーションを完全自動化しております。