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■「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」の概要と特長

 渋谷区まちづくりマスタープランでは、人々がいきいきと過ごせるパブリックスペースの創出や利活用を掲げています。DNP・渋谷未来デザイン・宮下公園パートナーズは「公園の高度利用」を目的とし、バーチャル空間「渋谷区立宮下公園Powered by PARALLEL SITE」を構築しました。DNPは、宮下公園パートナーズの協力のもとバーチャル空間を制作し、さらに渋谷未来デザインと連携してリアルとバーチャルの公共空間を連動させた多様な取り組みを行います。3社が連携することでリアルとバーチャルの公共空間を連動させた多様な取り組みを行い、公園の価値向上や新たなコミュニケーション創出、地域活性化を促し、渋谷の新しいカルチャーを発信していきます。

1.ユーザー同士が自由に楽しめる公共空間とイベント
スマートフォンなどの情報端末で世界中どこからでもアクセスして楽しめる「ブラウザ版」と、ヘッドマウントディスプレイ等を装着して、より高精細な環境を楽しめるソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」の2つの空間をオープンします。「ブラウザ版」、「VRChat」とも、昼と夜のバーチャルな宮下公園を楽しみながら、アート展やオリジナルグッズの購入を体験できます。利用者は自分の分身となるアバターを選んで、バーチャルの公園の散策やイベントに参加し、同時に参加しているユーザー同士の音声会話や、バーチャル空間内での写真撮影、「楽しい」「素敵」等の自身の感情のスタンプでの表現などを行うことで、より深い交流を楽しむことができます。

2.リアルとバーチャルが連動した渋谷区立宮下公園の高度利用
リアルとバーチャルの宮下公園を連動させて、公共空間の高度な利用を行います。オープン時に開催するアート展では、リアルの公園内のポスターのQRコードを読み込むと、バーチャル空間にアクセスできます。今後も、リアルとバーチャルが連動した体験価値を企画、検証し、新しいコミュニケーション創出へ繋げます。

3.開かれた自己発信の空間へ
バーチャル空間の機能を活用して、人々が新しい体験やカルチャーを発信できる空間を目指します。
地域の魅力発信やクリエイターの作品発表、生活者の自己表現や交流、企業のメッセージ発信のためのイベントなど、さまざまな取り組みを時間や場所に関係なく同時多発的・パラレル(並行に展開できます。

■ 今後の展開

 DNPと渋谷未来デザイン、宮下公園パートナーズの3者は、「渋谷区立宮下公園Powered by PARALLEL SITE」を地域の新しいコミュニケーションの場として区民や来訪者など、多くの生活者に提供していきます。また、企業と連携した取り組みを実施するほか、渋谷区内の学校と連携したバーチャル空間体験プログラムや渋谷区主催のイベントと連動した企画なども、今後展開していく計画です。

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