ログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード6579、以下ログリー)は、メディア向けユーザー育成支援ツール「Loyalfarm(ロイヤルファーム)」において、タイアップ広告の効果測定に特化したレポーティング機能を開発しました。
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 メディア業界では従来より、タイアップ広告でのマネタイズが注目されてきました。2018年3月にログリーが実施したメディア運営社向けセミナー「Neuron(ニューロン)」にて行なったアンケートでも、マネタイズ手法としてはタイアップ広告を活用しているという回答が最も多くありました。しかしながら、広告運用の効果測定のためのレポートでは、その精度や作成工数に大きな課題があります。そこでログリーは、メディア向けユーザー育成支援ツール「Loyalfarm」において、タイアップ広告を一元管理する機能を拡充し、2018年9月より提供開始しました。
■レポーティング課題
 ログリーでは、タイアップ広告実施後に行う効果測定のためのレポート作成について、工数削減や精度改善の観点で、3つの課題があると考えています。

1)集計工程が複雑であること
 データベンダーによって出力形態が異なるため、クライアント納品時には、改めてExcelやPowerPointの資料にまとめ直す必要があります。

2) 属人性が高いこと
 ファーストパーティクッキーの会員データなどをレポートに統合する場合、データベースにアクセスするための適切な権限設定やSQLなど、専門的なスキルが必要となります。

3) データ品質が一定でないこと
 異なる分析サービスを利用する場合、それぞれ独立した母集団を参照するため、仕上げたレポートのデータソースが一本化せず、パッチワーク的なアウトプットになります。
■第一弾「Audience Report」の概要
 機能拡充の先駆けとして、マーケティングリサーチを手がける株式会社クロス・マーケティンググループの100%子会社で、消費者データを活用したマーケティングプロモーションを提供する株式会社ディーアンドエム(本社:東京都新宿区、代表取締役:杉村昌宏、以下D&M)と連携し、D&Mが保有する500万人超、2,000項目超の属性・価値観・ライフスタイルデータと、当社で計測しているサイト内行動データと言語解析技術を組み合わせることで、タイアップ広告の効果測定に特化したレポーティング機能を実装いたしました。
 本機能によりタイアップ広告の効果測定レポートについて、メディアの営業担当者がレポート作成に要する時間の削減、配信終了後の追加アンケート調査の実施コストの削減などが可能となります。また、専門的なスキルを必要としないため、安定した精度のレポートをアウトプット可能となります。

■特徴
1)アンケートの実回答データを利用した高精度な属性情報
2)SQLなどの専門知識を必要とせず、一般的なWebブラウザから操作可能
3)属性とサイト内行動のクロス集計が可能

 従来の行動データのみの分析では、ページビュー(PV)、コンバージョン(CV)、そして熟読率などの要因分析を容易に行うことはできませんでしたが、今回の取り組みにより、行動データ以外のデータを活用した分析も可能となりました。
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