「AdPencil」は、インターネット広告運用において煩雑で人的作業時間を要する「リスティング広告でのキーワードのグルーピング作業」と「生成された入稿キーワードと広告文(クリエイティブ)を主要広告媒体(※)の規格に合わせて入稿する作業」を、AI技術を用いて自動化し、広告運用担当者の業務負担を大きく削減するツールです。
 (※)主要広告媒体:Google™ 、Yahoo! の「リスティング広告」および「ディスプレイ広告」の4種

 広告運用担当者は、「AdPencil」の活用により業務が効率化され捻出できた時間を、新たなキーワードの発掘や、広告効果の分析・検証・改善などの本来人間が時間をかけて行うべきプランニング業務に充てられるようになります。
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■運用型広告入稿支援ツール「AdPencil」の2つの特徴
1.入稿キーワードのみ準備、媒体側の推奨に合わせ「キーワードグルーピングの自動化」を実現
 リスティング広告の入稿作業において最も手間がかかるのが、キーワードのグルーピング作業です。昨今、広告効果を上げるためには、広告媒体側が推奨する「hagakure(ハガクレ)」と呼ばれるアカウント構造に沿ってキーワードを設計・準備することが求められています。この作業は少数のキーワードならまだしも、キーワード数の増大につれて煩雑になり、最終的にはExcel等での手間のかかる作業が発生します。
 「AdPencil」は、使用したい入稿キーワード一覧をアップロードするだけで、自動的にキーワードの特徴語を抽出し、hagakure構造に適合する形式で広告グループへの分類作業を行います。

2.主要4媒体の「入稿フォーマットに自動変換」、媒体を横断した一括自動入稿が実現
 インターネット広告の入稿において、手間のかかるもう一つの作業が各広告媒体への入稿作業です。Yahoo! や Google 等は、広告媒体ごとに管理画面や入稿フォーマットが異なるため、広告運用担当者は媒体に応じて別々に入稿データを準備する必要があります。加えて、その媒体仕様にも随時変更が生じるため、担当者には相当の作業負荷のみならず、継続的な情報収集のための負荷もかかります。
 「AdPencil」は、キーワードとクリエイティブを媒体ごとのフォーマットに自動変換して入稿用データを作成するとともに、「AdPencil」側で用意した各媒体APIとの接続処理により、入稿作業を一括で自動化することが可能となります。
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■段階的な製品リリースを続けてきた「総合的なADソリューションラインナップ」が遂に完成
 ブレインパッドは、これまで十数年にわたり、「アカウント数2万件、キーワード数6億件」という国内最大規模の運用実績を誇る運用型広告最適化ツール「L2Mixer(エルツーミキサー、*2)」を開発し、多くのお客様(広告代理店・広告主)に提供してきました。
 その長年の実績とノウハウをもとに、運用型広告にまつわる各種業務の自動化・効率化のノウハウをさらに深化させ、最新の広告運用トレンドに適合する新サービスを、2018年より次々と発表してまいりました。そして、このたびの「AdPencil」の発表により、当社のADソリューションラインナップが出揃ったこととなります。
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●1:運用型広告入稿支援ツール「AdPenciel(アドペンシル)」
   運用型広告の入稿作業にかかわる業務負担を軽減するツール
   https://www.web-adpencil.com

●2:運用型広告支援ツール「AdNote(アドノート)」
   運用型広告を配信した後の、予算配分、入札、予算管理、効果レポート作成、効果シミュレーションなどの、広告運用状況の可視化および予算管理にかかわる業務負担を軽減するツール
   https://www.web-adnote.com/

●3:AI型インターネット広告運用ソリューション「FUSE LIGHT(フューズライト)」
   運用型広告について十分な知識をお持ちでないフランチャイズ本部での店舗展開や、中小企業・個店向けに、広告配信・運用業務をオールインワンで自動化するツール
   https://www.fuse-light.com/

●4:運用型広告アドバイザリサービス/運用型広告インハウス化支援サービス
   ツールの利活用・定着化により、広告運用を自社で内製化できるように支援するプロフェッショナルサービス
   https://ad-inhouse.brainpad.co.jp/account_diagnose/

 ブレインパッドは、これらの総合的なADソリューションラインナップを通じて、広告運用効果の最大化と広告運用担当者の負荷削減に貢献し、「広告運用の楽しさ」を追求してまいります。

■「AdPencil」の今後のアップデート計画
・入稿機能の追加(アドオプション機能)
 :サイトリンク・コールアウト等の「アドオプション機能」の開発によるリッチクリエイティブ化
・広告識別パラメータの自動採番機能の追加
 :Google Analytics に反映させる広告識別用のパラメータをキーワードや広告文に自動採番する機能 
 :Google Analytics に対応し、参照メディア別等の粒度の細かい広告効果測定の推進
・画像データを用いた「イメージ広告」の自動生成機能の追加
 :画像データを準備するのみで、各媒体のバナーサイズに自動調整・変換、一括入稿を行う機能

■今後の展望
 「AdPencil」は、広告運用業務以外で制作されるマーケティングツール(ウェブサイト、ランディングページ、営業資料等)を元データとして、それらに含まれるキーワードや画像から広告宣伝に必要な素材を自動生成し、自動入稿が行えるようになる未来を描いています。
 プロモーションしたい情報はあれど、時間・人的リソースに課題がある企業向けに、より自動的に手軽な広告入稿業務を実現するツールとして「AdPencil」は進化してまいります。


(*1)運用型広告とは、特定の広告枠を固定的に購入するのではなく、アドテクノロジーを活用して、広告枠、入札額、ターゲット、クリエイティブ(広告文などの広告制作物)などを変動させながら出稿方法を最適化するインターネット広告のこと。
(*2)運用型広告最適化ツール「L2Mixer」は2019年2月28日をもちましてサービスを終了し、広告運用支援ツール「AdNote(アドノート)」に機能統合されました。

引用元URL:https://www.brainpad.co.jp/news/2019/04/16/9707

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