顧客データと地理情報を活用しマーケティングを強化

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、Pitney Bowes Inc.(CEO:Marc B. Lautenbach、本社:米国コネチカット州、以下:Pitney Bowes社)の「Spectrum Technology Platform(以下:Spectrum™)」を活用した顧客データ統合ソリューションの提供を本日から開始します。Spectrumは、経営分析やマーケティングで使用する顧客データの整理や精緻化などを行うソフトウェアです。位置情報と連携して地理的な分析も可能となり、営業やマーケティングへの活用が期待できます。価格は1,000万円からで開発や構築、保守を合わせ3年間で15億円の売上を目指します。

企業が持つ顧客や営業に関連するデータは業務システムごとの形式で保有されていることが多く、マーケティング施策や分析に活用するには、書式の標準化や誤記の修正、重複削除などを含めたデータの整理に加え、位置情報や統計データ、社内のその他のデータベースとの照合などの加工が必要です。処理ごとにソフトウェアが必要になる場合もあり、効率的なシステムが求められています。

Spectrumは、基幹系システムや情報系システムなど企業内で個別に管理されている顧客データを統合し、クレンジングやマッチング処理で高品質なデータを生成するソフトウェアです。位置情報による近さや場所に基づいた検索やデータの抽出、外部から取り込んだ統計情報や災害情報との連携なども同一プラットフォーム上で実現でき、データ分析の準備にかかる期間を短縮します。

Spectrumで実現できる、位置情報や地図情報と連携した地理的な傾向を可視化するロケーション・インテリジェンスの機能によって、例えば、店舗やサービス拠点周辺の優良顧客の特定や、複数の店舗で行うエリアマーケティング、気象情報と災害情報を組み合わせた情報提供サービスなどが可能になります。

CTCは、1990年代初頭からデータ分析ソリューションを取り扱っており、位置情報を活用した商用サービスの構築実績もあります。今回Spectrumの提供に伴い、コンサルティング、設計、インフラ構築も含めた導入支援、設定や保守といった運用支援、既存システムや外部データベースとの連携などのサービスを提供します。

CTCは今後、Spectrumや関連するCRM、ビジネス・アナリティクスなどのソリューション展開を通して、お客様のマーケティング強化や地図情報を使用した新規ビジネスの創出などに貢献していきます。

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