D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島田雅也、以下 DACHD)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、以下 DAC)は、コンテンツ認識技術によりテレビの音声をとらえることで、ユーザーが視聴中の番組やTVCMを特定し、その内容に応じて最適なコンテンツや広告を配信するシステムに関する特許を取得しましたのでお知らせいたします。
■ 背景
 ユーザーのインターネット利用時間は年々増加しており、1日あたりメディア総接触時間のうち、スマートフォンやタブレットなどデジタルメディアが占めるシェアは50%を超えるまでになりました。加えて、「ながら視聴」のようなユーザーの視聴行動の変化に対し、テレビ局がテレビ番組ごとにSNSの公式アカウントを開設し情報発信を行うなど、マスメディアとスマートフォンを連動させたマーケティング活動へのニーズはますます高まっています。
DACではこれまで、ACRを活用し、テレビやラジオ、屋外広告から発せられる音の特徴をスマートフォンのマイクを通じて捕捉することで、ユーザーが視聴しているコンテンツや広告を特定し、デジタル広告配信を行う特許を取得するなど、音声認識技術を活用した広告配信システムの開発に取り組んできました。

■ 特許の概要
 今回新たに取得した特許は、テレビ番組やTVCMなど、テレビから発信される音声をユーザーの許諾の上スマートフォンのマイクで捕捉することにより、テレビ視聴中のユーザーをオンラインでリアルタイムにとらえ、テレビとデジタルを連結した広告キャンペーンや、番組、番組宣伝などを可能とする仕組みです。
 DACは、本特許を用い、同社が提供するアドサーバー「FlexOne®」、提携企業であるエヴィクサー株式会社の音声認識技術や、株式会社リボルバーのクラウド型CMSの「dino」などの各種ソリューションを組み合わせ、より効果的な広告やコンテンツをユーザーに提供します。また、DACのDMP「AudienceOne」と連携させることで、ユーザーごとのオフラインメディアへの接触状況に応じた最適なデジタル広告やコンテンツのターゲティング配信を行うことができます。
 このように、テレビ音声に対してリアルタイムかつインタラクティブなユーザーとのコミュニケーションが可能となり、ユーザーのより良いテレビ視聴環境や視聴スタイルの提供を実現します。同時に、企業とユーザーとのエンゲージメントを高め、さらなる広告効果向上に貢献します。
 また、本特許はテレビに限らず、ラジオや屋外デジタルサイネージ、店内放送などとのインタラクティブな連携も実現します。

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